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 あの人・この人 (第1回)


鶴 衛氏 Not 4years but 40years

つる まもる
鶴 衛

(学校法人鶴学園 副理事長・副総長)


同窓会の皆様、広島工業大学を設置している学校法人鶴学園において、副理事長・副総長を務めています鶴衛です。本学園の創立者である鶴裏の長男です。同窓生の皆様には、平素は本学の発展のために、多大なご協力をいただきありがとうございます。皆様の益々のご活躍により、本学の名声をさらに高めていただき、現役学生と教職員にたいし、勇気と希望を与えてもらっておりますことに感謝申し上げます。私も皆様に負けないように、本学の発展に努力してゆく所存です。

さて、表題の言葉ですが、これは教育界において広島県の大先輩である井内慶次郎先生(元文部省事務次官)より教えていただいた言葉です。この言葉は、アメリカのある大学の門に書かれていたそうで、直訳しますと「4年ではなく40年である」となりますが、この言葉には、つぎのような意味が含まれています。

「この大学で行う教育とは、学生が在学している4年間だけではありません。学生が卒業してからも責任をもって教育の機会を与えます。それは40年間にわたります」

この意味こそが、最近よく言われている『生涯学習』の本来の姿ではないでしょうか。同窓生に対して、卒業後も責任を持って教育をする、卒業生が社会へ出て困っているときに応援をするということが、大学における生涯学習の基本的姿勢だと思います。本学もこの言葉に則り、同窓生の皆様と協力をし、支援をして行くことにより、社会の発展に貢献したいと考えています。同窓生の皆様におかれましても、機会がありましたら広島工業大学へ足を運んでいただき、教職員との交流を深めてもらいたいと願っています。

21世紀に入りますと、少子化問題をはじめ私立学校を取り巻く環境は益々厳しくなって参ります。しかしながら、同窓会との関係を密接にし、同窓生に負けない若者を育て、西日本を代表する理工系私立大学として輝き続けるよう、教職員一同努力して行く所存です。同窓生の皆様のさらなるご支援とご鞭撻をどうぞよろしくお願いいたします。



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