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 あの人・この人 (第4回)


中原重男氏 退職後の生き甲斐

なかはら しげお
中原 重男

広島工業大学同窓会 初代会長
(昭和41年3月〜昭和59年3月)


平成11年3月、広島工業大学専門学校の非常勤講師もやめて、50余年続けた給料生活と決別し、いわゆる年金生活者になろうとしていた。

退職後の人生を第2の人生と言うが、その言葉にも抵抗を感じるし、一般に言われている晴耕雨読の生活をしようとしても、広島市内では耕す土地も持てず、又悠々自適の生活も性に合わず、今更人に使われる給料生活者になる気もなく、だからといって目的もなく、無為に過ごすことほど退屈なものは無い。何か目的を持って行動すれば、生き甲斐も生まれると思った。

幸い専門学校でCADを教えていて、建築に興味を持っていたので、マンションを建てることにした。レイアウトから始めて基礎の構造、調度品に至るまでいろいろと研究することが多くて結構忙しく、退職後の緩衝期間として申し分のない時を過ごした。

平成13年3月に完成し、現在は、ささやかながらマンション経営に取り組んでいる。

まだいろいろの問題が残っていて、その後始末に追われて忙しい日々を送っている。




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