訃報:林 秀生先生逝去さる 

林 秀生先生 広島工業大学

教授 林 秀生 先生

(経営工学科)

林 秀生先生は、本年4月下旬に体調を崩され、治療のために休職されていましたが、間もなく復職されました。その後、本年10月に再び入院され、治療に専念されていましたが、12月8日午前5時6分、68歳をもって永眠されました。

林先生は、昭和31年3月に千葉工業大学工業経営工学科をご卒業後、昭和36年に武蔵工業大学経営工学科の助手として就任され、昭和44年4月、広島工業大学工学部経営工学科の講師として就任されました。

この間、創設間もない経営工学科にあって、私立大学での教育歴のある先生のお言葉や行動は、非常に貴重なものであり、その後は精力的に学科内の各種委員の要職を歴任されました。

研究面においては、工程管理分野を研究の対象とされ、多数の論文等を出されるとともに、事務分析、JIS規格工場への指導並びに異業種交流等の分野に精通され、常に産業界をリードされました。

更に、教育面においても、深い学識と卓越した指導力をもって教育指導に当たられ、多くの有為な人材を輩出されました。

林先生は、資性温厚、物静かな人柄でありましたが、ご自分の意見は素直に話され、大学の運営について、折にふれ示唆に富んだ提言をされておられました。先生の教育並びに研究における業績を思い起こすとき、このたびのご逝去は誠に惜しみてもなお余りあるものがあります。

ここに深く哀悼の意を表するとともに、在りし日をしのび、ご冥福をお祈りいたします。

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