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 OBだより (第16回) 2001.03.14


(たまの・まさよ)
玉野 正代 さん (旧姓:藤山)

(昭和45年(1970年)電子工学科 卒業)
玉野 和代さん


昭和45年電子工学科を卒業した、玉野(旧姓、藤山)正代です。学生時代、自治会の役員もしていましたので、ご存じの方もおられることと思います。

この度、同窓会のホームページに近況をと言われまして、重い筆を執らせて頂きました。と申しますのも、卒業後、皆様に披露できるような業績を残したと言うことでもないので、何を披露したらよいのかと、戸惑っております。

卒業後、しばらく母校の電算室で助手を務めておりました。現在、電子計算機センターに勤務しておられる広重さんや、学務部の近宗さんと一緒に仕事をしていたことが懐かしく思い出されます。

その後、出産とともに退職し、しばらく子育てに専念しておりましたが、10年前頃、数年間、臨時教員として小学校の教壇に立っておりました。

現在は、子育てが終わり、何か社会参加をと思い、不登校の子供達とともに悩み苦しみながら、そのお世話をしているところです。これは、小学校の教壇に立ったことから出たことではなく、身近なところで起こった経験から、結果としてこのようなお世話をすることになりました。

写真は、その子供達と一緒に佐伯町にある共同作業所でキャンプしたときの一こまです。 右端のめがねをかけているのが私です。

佐伯町共同作業所でのキャンプ


経済や生活環境の変化は、子供達にとっては、あまりにも激しく、社会に馴染めない子供達を多く生み出しています。親も社会も真剣にその問題解決に取り組んで行かなければならないのでは、と考えています。今は、出来るところからやっていこうと、一歩一歩歩んでいると言うところです。

こうした行動をしていますと、いろいろな出会いがあるものです。

高校時代からの親友は、今、滋賀県で無農薬の野菜や環境に優しい品物を扱う「暮らしを考える会」と名付けた活動をしています。

彼女がその商品を扱うことで縁ができた、障害者の自立施設「茗荷村」の方々との出会いもあります。毎年、「茗荷村」の20名ぐらいの一行が、平和学習で来広されます。写真は、その方々との懇親の集いで語らっているところです。写真の中央のめがねを掛けているのが私で、その左隣が先に説明した親友です。

「茗荷村」の方々との懇親の集い


主婦は多くの場合、家庭が生活の中心になりがちで、一般に社会参加が非常に狭くなりがちだと言われますが、逆に主婦だから可能な視点や活動もあるように思えます。

生活を環境に優しく工夫すること、子供達との関わりを見直すこと、小さなグループであっても、互いに悩みや夢を分かち合うことから、社会参加が可能になると思っています。

小さな、ゆっくりとした一歩であっても、何かが変わればと思いながら歩んでいます。

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