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まずは、簡単な履歴から、 学生番号 415083 建築学科に在籍 可もなく不可もない目立たない学生だったと思う。廿日市町にあったパチンコ店（そのころは立ったまま遊戯をしていて、チュウリップが開き、そのチュウリップに2個玉が入るとまた開く、楽しい思い出です。）でよく負けていました。 卒業後、長崎県庁に勤務、3年間勤めた後、一級建築士の免許を取得、大金持ちになってみよう。と、夢み家業の材木店を継ぎ、そして設計事務所も開く、予定では貸マンションを数件所有してるはず、世の中、そう甘くはない、現実の厳しさを悟るのに時はあまりかからなかった。55歳になったいま、残された時が少なくなったのに、残っているものは夫婦でやっている材木店と数件のぼろアパート、それにカラオケスナック店、贅沢を言わなければそれでも、「よし」としよう。 私の趣味「ゴルフ」についておしゃべりをしたい。 先哲の言葉に「40歳にして惑わず」とあるが、私は「40歳にしてゴルフを学ぶ」である。さっそく広島工業大建築科の同期生、田口秀人氏（長崎職業能力開発促進センター勤務）に教えをこう（ハンデー18）グリップのにぎり方から始まり、アイアン、ドライバーの打ち方、そしてルールとマナー、単に穴の中に入れる遊びと思っていたのに、なんと難しそうなスポーツだな、と思ってしまった。熱心な田口コーチのおかげ、100を切るのに一年はかかならなった。その99でまわった日、2人でお祝いに数件飲みまわった。その日は、おまけに大変なプレゼントまでいただいてしまった。一人で帰る途中、車に跳ねられてしまったのです。車はフロントガラス損壊、私は幸いにも、頭を11針縫う程度の軽症ですんだ。その日以来、夜出かけるときは、白基調の目立つ服装を心掛けている。 昨年の支部同窓会に新たなる会員が、広島から来てくれた。私より四年後輩になる、土木科卒業の星川氏（前田道路長崎所長）である。いままで、支部ゴルフ愛好会のメンバーは私、田口氏、近藤俊美氏（42年入学、機械科卒）であったが、星川氏がそのメンバーに加わったので、よりおもしろいゲームもできることとなった。つい先日の話であるが、彼と私、昼食代をにぎってのゲーム、もつれにもつれ勝敗は、最終ホールに持ち込まれた。1.5mのパットをきめれば私の勝ち、傾斜のないやさしいライン、もののみごとにハズシ彼を喜ばす。「先輩、やさしい人ですね、」だって、彼のパットの距離はなんと70cm、上手い人なら片目ではいる距離である。で、どうなった？・・・ その彼から、おいしい「かき」の食べ方をおしえてもらった。殻付きの「かき」の食べ方である。まずその「かき」を、たわし等でよく洗う。（殻が汚れていると泥の臭みが出る場合がある）それを一個につき50秒間レンジで熱を通す。つまり、5個だと4分くらいである。次にレンジから取り出すと殻を開け（あきの少ない場合は、ドライバーなどを使用する）それにレモンなど柑橘類をかけて食するのである。それ以来、殻付き「かき」のとりことなっている。 ゴルフの話にもどそう。長崎県支部十周年総会のことである。そのときは、鶴総長みずから御出席いただいた。雲上人であった方と身近で飲食することなど思いもしなかったものです。いっしょに同席し、和やかな雰囲気の中で、お酒などいただいていると、話題が≪ゴルフ≫に移ったのである。私などお酒の力を借りればかなり大胆なことでもいえる。総長に、さっそくお願いをした。「この近くに素晴らしいゴルフ場がありますが、明日、いっしょにまわられませんか？」と、「道具もなにも用意してないよ。」とのご返事である。「何もかも用意いたしますので。」しばらくお考えであったが、すぐに快諾していただいた。（そのとき総長のお年は、74歳だった。と記憶している。） 次の日、有明海と天草灘につうじる橘湾がよく見わたせる快晴のゴルフ日和である。メンバーは、総長、田口氏、平谷氏（東洋建設所長、41年入学、土木科）そして小生である。雲仙岳、小浜温泉の湯煙の立つ海岸線を見下ろしながら、ハーフを終え、昼食を取る。その食事中、総長が、「わが学校の生徒及び卒業生の皆は、私の宝であり、そして、私の子供たちである。皆がそこそこ、幸せになってくれるのがいちばんうれしい。」と、言っておられた。「子だくさんの父（総長）、いつまでも元気で長生きをしてください。」 その時、記念として、ゴルフボール頂いたが、サインのないのが残念である。大切な方等から頂き物があった場合、必ずサインのおねだりをする事を、お勧めする。 この場をお借りしまして広島工大卒業生に一言、諌早市内でカラオケスナックを営んでいます。（店名、ニュー和、電話22−5187）工大用ボトルを入れていますので勝手にお飲みください。それと、ゴルフ場が、30分以内に6件もあり、平日はがらがらすいています。料金も6500円（ビジター、平日）からあります。お付き合いしますので是非遊びに来てください。お待ちしております。 |
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| ※「広島工業大学同窓会誌」第37号(2003年)より転載 ↑ このページのトップへ |
