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広島市水道局三宅会発足にあたって |
広島水道局三宅会(広島工業大学同窓会広島市水道局支部)発足にあたって 広島市水道局支部長 江郷 道生 (昭和43年電子工学科卒) |
平成14年5月16日、広島市内『八丁堀シャンテ』にて広島市水道局三宅会(広島工業大学同窓会広島市水道局支部)が発足いたしました。 当日の発足会には、大変ご多忙の中、大学を代表されて工学部建設工学科教授の皆田理先生に、同窓会本部から横山健次会長、桜井元康幹事長、小西正明支部担当に御出席いただき盛大にスタートすることができました。 発足会では、発起人代表挨拶、支部規約の承認、支部役員の選出等を行い、支部長挨拶に続き、ご来賓の皆様からはそれぞれ心温まるお祝いのお言葉と同時に皆田先生からは建学の精神である「教育は愛なり」を踏まえ、「常に神と共に歩み社会に奉仕する」教育方針で開講されている各学部・学科の内容等、母校の近況報告を、横山会長からは工大卒業生がすでに3万人を超えている同窓会の近況報告をいただきました。 その後、横山会長から支部旗が授与され、目出度く支部の発足となり支部担当責任者で、機械システム工学科助教授の小西先生の乾杯で懇親会に入りました。懇親会では、益々発展した母校の近況ビデオを拝見しながら諸先生方との思い出話で盛り上がり、会員には職場を離れて、同じキャンパスで学んだという懐かしさが募り終始和やかな雰囲気でした。最後に忘れかけた校歌をスクラムを組んで歌うことで、より絆が深まったようです。 支部発足については、地元広島の役所であることで、以前から幾度も打診がありました。特に小西先生と私は同期で、専攻は異なりましたが研究室が一緒であったことから強い要請がありましたが、気運が盛り上がらず時が経過しました。一方、職場内では組織に縛られることなく自由に集まれる広島工大OB会として、節目、節目に懇親会を開催して親睦を深めていましたが、水道局及び水道サービス公社の職員762名の内、工大OBが約1割の75名になったことと、市長事務部局や消防局に支部があることや、今後新しく入局してくる後輩のためにも支部を結成しようという空気が強くなり、昭和48年機械工学科卒の西村慎治さんを中心に有志が集まり、小西先生の指導を仰ぎながら準備を進めました。会の名称も自由な発想で『同じ三宅の丘で学んだ者の集まり』ということで『三宅会』に決まりました。 ここで広島市の水道について紹介をしますと、本市の水道は明治31年(1898年)8月25日に横浜、函館、長崎、大阪についで全国で五番目の近代水道として創設され、翌32年1月1日に給水を開始しました。当時の給水人口は4万5,170人、一日最大給水量は5,929立方メートルでした。その後市勢の発展に伴い、7回の拡張工事を行いました。その間、世界最初の原子爆弾で壊滅的な打撃を受けた際にも職員の献身的な努力により一時も断水することなく廃墟の街に水を送り続けました。現在、給水人口は約115万人、給水能力は約63万立方メートルを誇り、広島市及び安芸郡府中町並びに坂町へ給水する広域的水道として発展を続けています。こうした中、広島市の水道は、その水源のほとんどを環境庁(現在の環境省)の名水百選に選ばれている母なる川『太田川』に求め、常に安全で良質な水道水を安定して供給しています。 最後になりましたが、支部発足にあたり多大なご支援をいただきました小西先生をはじめ、諸先生方や同窓会本部の皆様に心より感謝申し上げ、微力ながら母校と同窓会のますますの発展に寄与できればと意を決したところでございます。今後とも宜しくお願いいたします。 ※「広島工業大学同窓会誌」第37号(2003年)より転載 |
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