Campus Guide 2017
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知的情報システム学科は、社会生活に不可欠な情報システムを企画・設計・開発・運用するための幅広い教養と高度な情報技術を、教養教育及び情報処理、情報システム技術、経営情報科学という3つの分野を柱とする専門教育により修得し、高い倫理観を有し社会に奉仕できる次の要件を備えた人材を養成する。Ⅰ 【知識・理解】(1)数学や自然科学などの基礎的な教養知識を身に付け、情報学の学問体系及び情報学を構成する各領域の基礎的な技術を理解できる。(2)情報処理、情報システム技術及び経営情報科学に関する専門的知識をバランスよく有し、それらを応用して情報社会の諸問題を解決できる。Ⅱ 【思考・判断】(3)グローバル化した高度情報化社会における情報システムについて、経済性、効率性、利用者の利便性及び安全性の観点から論理的に思考できる。(4)高い倫理観に基づいて、情報システムが人間社会や環境に与える影響を主体的に判断し社会の要求に正当かつ的確に対応することができる。Ⅲ 【技能・表現】(5)社会生活で取扱う膨大なデータの中から必要な情報を的確に取得し、社会や経営に戦略的に活用するための高度な処理技能を身に付けている。(6)高度な情報処理を施して獲得した知識や知見について、自らの考えを文章化あるいは図式化することによって、適切かつ平易に表現し伝えることができる。Ⅳ 【関心・意欲・態度】(7)社会に対する深い関心を持ち社会が抱える諸問題を自ら発見して、修得した知識を応用することで主体的に課題を解決することができる。(8)技術者としての高い使命観と倫理観をもって責任ある行動ができ、高度情報化社会に潜む諸問題を解決していくことで、社会に貢献・奉仕できる。ディプロマ・ポリシー 知的情報システム学科では、広島工業大学及び情報学部の教育課程の編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)のもと、卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)に掲げる人材を育成するために、知的情報システム工学科の教育科目を教養教育科目と専門教育科目に区分し、さらに、専門教育科目にあっては専門基礎、専門共通、情報処理、情報システム技術、経営情報科学、教職教科の各分野に分類し、教育課程を体系的に編成する。また、授業科目を必修、選択及び自由科目に区分し、カリキュラム・ツリーに示す順次性をもって実施する。【教養教育科目】 幅広い教養を身に付けるため、教養教育科目を、豊かな人間力や主体的に考え行動する力を育成する「人間形成領域」、大学での基本学習スキルや将来のキャリア設計及び健康な心身の維持増進など自己成長力を育成する「自己実現領域」、社会の多様化を享受する教養力を育成する「文化・社会理解領域」、グローバル時代を生き抜く力を育成する「言語・コミュニケーション領域」に分け、各年次に開設する。【専門教育科目(専門基礎)】 情報学を学ぶ上で必要な基礎学力を修得するため、「解析基礎」「線形代数」などの数学科目と「基礎物理学」「物理学実験」などの物理学科目を開設する。また、ものづくりにおける倫理観を養う「技術者倫理」を開設する。カリキュラム・ポリシー知的情報システム学科大学院学則・諸規則課外教育活動学生生活修学HIT教育2016105
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