Campus Guide 2017
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生体医工学科大学院学則・諸規則課外教育活動学生生活修学HIT教育2016 生体医工学科は、医療機器に関する工学的な専門知識とチーム医療の一員として求められる機器の操作・保守・管理技術を有し、併せて幅広い教養と思いやり、そして社会に奉仕する意欲と人間力をもって自発的に行動できる次の要件を備えた臨床工学技士を養成する。Ⅰ 【知識・理解】(1)医療機器の高度化と医療技術の進化に対応するべく、論理的な思考を含めた幅広い教養と、臨床工学に必要とされる医学の知識を身に付けている。(2)高度先端医療機器の動作原理を正しく理解し、それらの機器を適切に操作・維持管理するための工学及び臨床工学の知識を身に付けている。Ⅱ 【思考・判断】(3)患者の立場に立った最適な治療計画が提案でき、医療事故等の防止に向けた適切な判断を行うことができる。(4)工学的な知識をもとに医療機器の動作について述べることができ、医療機器の異常に対して、適切に対応できる。Ⅲ 【技能・表現】(5)医学に関する基礎的知識を用いて、透析・人工心肺・人工呼吸・機器管理などの業務(維持・管理)を適切に遂行できる。(6)医療機器の模擬装置を構築でき、さらにその技能をもとに医療機器の原理とその基本構造をチーム医療の他職種にも分かりやすく説明できる。Ⅳ 【関心・意欲・態度】(7)医療人としての高い倫理観と身だしなみ・応接態度・礼儀を身に付け、医療に関わる他職種の業務を理解し、協力的かつ意欲的にチーム医療を行うことができる。(8)将来開発される先端医療機器にも関心を示し、積極的かつグローバルに情報収集するとともに、その進歩のために自ら意欲的に技術を提案できる。ディプロマ・ポリシー 生体医工学科では、広島工業大学及び生命学部の教育課程の編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)のもと、卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)に掲げる人材を育成するために、生体医工学科の教育科目を教養教育科目と専門教育科目に区分し、さらに、教養教育科目にあっては、全学共通、生体教養の両分野、専門教育科目にあっては、専門共通、医用生体工学、医用機器学、生体機能代行技術学、医用安全管理学、関連臨床医学、臨床実習の各分野に分類し、教育課程を体系的に編成する。また、授業科目を必修、選択及び自由科目に区分し、カリキュラム・ツリーに示す順次性をもって実施する。【教養教育科目】 幅広い教養を身に付けるため、教養教育科目を、豊かな人間力や主体的に考え行動する力を育成する「人間形成領域」、大学での基本学習スキルや将来のキャリア設計及び健康な心身の維持増進など自己成長力を育成する「自己実現領域」、社会の多様化を享受する教養力を育成する「文化・社会理解領域」、グローバル時代を生き抜く力を育成する「言語・コミュニケーション領域」に分け、各年次に開設する。また、生体医工学を学ぶ上で必要な教養を修得するため、「解析基礎」「線形代数」などの数学科目、「基礎物理学」「物理学実験」「基礎化学」「基礎生物学」などの理科科目を開設する。さらに、倫理観を養う「生命倫理」を開設する。【専門教育科目(専門共通)】 医工学基礎力を身に付けるため、「電気工学」「電気工学実習」「電子工学」「電子工学実習」「情報処理工学」「シカリキュラム・ポリシー127

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