工学部情報学部環境学部生命学部前期後期各種手続窓口・▼H2I0T24修学学生生活課外教育活動大学院.E106に拡がる情報学の学問領域を学ぶ「情報コミュニケーション学科」の2学科があります。両学科共に情報学の学びの領域のうち、コンピュータ工学、ソフトウェア工学、そして、人工知能を含む情報システム学の分野をカバーしています。さらにそれぞれの学科専門は次のような特徴があります。①「情報工学科」は、コンピュータ工学全般を理解し、マルチメディア技術及びコンピュータネットワーク技術を有した、高度情報化社会をハード及びソフトの両面から支える人材の育成を行います。②「情報コミュニケーション学科」は、情報システムの企画・設計から制作・運用、さらにアプリケーションに至るまでの必要な技術を有し、それを活用し、論理的に問題解決策を立案、実践することができる能力を有する人材の育成を行います。1.情報関連技術の中核を担う人材の育成 情報学部は、実社会で有用な「情報学」について研究・教育を行い、他者と協働しながらグローバル化した高度情報化社会の形成に貢献できる、学識及び人間力を備えた、情報関連技術の中核を担う人材の育成を行います。 情報学部には、コンピュータを中心に拡がる情報学の学問領域を学ぶ「情報工学科」と、人間を中心情報学部 近年の情報通信技術(ICT: Information and Communication Technology)の目覚ましい発展により、私たちの暮らしは大きく変化しています。無線インターネットが交通機関や公共施設などでも利用可能になり、さらに携帯端末は4Gから5Gへと進化し、単なる通信のみではなくさまざまなサービスが提供されるようになってきました。 最近では情報の生成、処理、伝達の仕組みがあらゆる機器に導入され、デジタル化による社会経済活動の持続的な成長(DX: Digital Transformation)を促進しています。それはモノのインターネット(IoT: Internet of Things)、あるいはすべてがつながるインターネット(IoE: Internet of Everything)と呼ばれ、第4次産業革命(Induatry4.0)をなしとげる基幹技術と言われています。 我が国は、情報社会(Society4.0)のさらに先の未来社会を見据えて、人間中心の社会(Society5.0)を打ち出しています。ソサエティ5.0では、インターネットに流れ込む情報によりクラウドに創り出された仮想空間を使って、社会・経済的課題を解決する手段をシミュレートし、それを元に現実社会における課題がこれまで以上に適切にかつ迅速に解決されるようになります。さらにそこでは人工知能(AI: Artificial Intelligence)が人々それぞれに対する課題を解決し、一人一人が快適で健康に活躍できるような情報を提供します。 このような社会変革の大きなうねりの中、「社会全体が元気で、安心して生活でき、新たな感動を享受できる社会」の実現に向けて、その基盤技術を修得した「高度ICT人材」を育成する必要があり、大学はその大きな役割を担っています。2.人間力の養成 情報学部では、専門領域の学力とともに人間力の養成にも力を入れています。この人間力とは、社会を構成し、運営するとともに、自立した一人の人間として力強く生きていくための総合的な力で、社会に出る前にある程度身に付けておかなければならない力です。 情報学部では、これからの社会を担う人材を育成するために、この人間力を育むプログラム「FBIT プログラム(Friendship Before IT)」を推進しています。このプログラムでは、自分、また、相手を知り、互いを認め合うこと、また、共同作業をとおして、仲間と力を合わせることの大切さを体験的に学びます。さらに、上級学年で実施するリーダーシップを養う内容に繋がっていきます。 このようなプログラムをとおして、情報学の専門的な知識及び技術とともに、豊かな人間力を身に付けることができる教育を提供しています。3.実践的な専門的職業人へ 学生の皆さんが、充実した学生生活を送られ、基礎知識と応用力を修得し、国際感覚と「社会・環境・倫理」の素養も備えた情報関連技術の中核を担う実践的な専門的職業人として活躍されることを期待しています。
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