Campus Guide 2024
137/278

工学部情報学部環境学部生命学部前期後期各種手続窓口・▼H2I0T24修学学生生活課外教育活動大学院.E134①工学・医学に関する専門知識の修得 講義内容に対応した実習と並行して臨床現場や研究開発現場で直面する多くの問題を実践的に体験学習することで確実な専門知識の修得と問題解決能力を持った人材を養成します。②高い就業力を有す人材の養成 社会実践科目や多くの実習を通して、実習計画の立案、実習の分担と責任、実習内容の問題提起、実習報告とプレゼンテーション等を学ぶことで、実践力、問題解決能力、コミュニケーション力及び協調性等の高い就業力を持った人材を養成します。③人間性と高潔な倫理観を持つ人材の養成 生命の本質を科学的に正しく理解し、専門知識や技術と共に豊かな人間性と高潔な倫理観を身につけることにより、人類の健康に貢献する人材を養成します。(1)生体医工学科 生体医工学科は、現在の高・多機能医療機器や医療情報システムが、高度医療を可能にしていることから、高度医療のコメディカルスタッフとして、臨床現場で医療機器の操作や維持管理を行い、医師と共にチーム医療を実践できる臨床工学技士を養成します。 教育の内容は、工学・医学の専門知識・技術をベースに、臨床現場における問題解決能力を兼ね備えた臨床工学技士として、また先端的な医療機器開発に携わる技術者として幅広い分野で活躍できるスキルが修得できるよう構成されています。生命学部 わが国は、近年台風・地震を主とする大きな自然災害に毎年のように襲われています。2019年に発生し拡大した新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、食と健康の根幹であるヒト同士の交流を減らさなければならないという、未経験の社会生活様式を強いてきました。一方COVID-19などへの危機対応が期せずして「社会のデジタル化」の実践を加速していることも事実です。 現在世界の人口は76.3億人、日本の人口は1.3憶人です。日本では65歳以上の老人は、2050年に日本の人口の約40%を占めると予測(2018)されています。更に2020年のノーベル平和賞に選ばれた世界食糧計画(WFP)によると、世界には慢性的な食糧不足に苦しむ人が約7億人いると報告されています。我々は、食と医療・健康の社会基盤をゆるがすさまざまな課題に直面し、現代社会の豊かな生活の反面、医療や食における「発展と効率・安全」という地球規模の課題(SDGs)を背負った未知の時代に入っているといっても過言ではありません。 生命学部は、地球規模のグローバルな課題の解決を目指し、2012年に新設されました。本学部は、進歩したバイオテクノロジーを学修し、高い価値を持つ新食品開発・IT農業を創造する食品生命学科とヘルスケアにおけるエコシステム健康機器の新規開発や国家資格臨床工学技士を目指す生体医工学科の2学科で構成されています。特にIoTにみる食・健康生活様式のデジタル化へのリテラシー(データサイエンス等)の習熟も目指しています。 生命学部は、新教育プログラムHIT.E▶2024に準じ、ライフデザインを支える食・ヘルスケアの専門知識を持ち「人間中心の社会」(Society 5.0)の実現に貢献する、高い専門力、人間力そして社会実践力を身につけたエキスパート技術者を育成します。 以下に2学科の特色を紹介します。(2)食品生命科学科 食品生命科学科は、生命科学の基本的な原理に基づく微生物、植物に関する最新のバイオテクノロジーと食品製造技術に精通した幅広い知識を有するとともに、少子高齢化や食に関わる21世紀の諸課題を科学的に認識し、他者と協調しつつ、豊かな教養と高い倫理観をもって、自律的、創造的に解決することのできる人材を養成します。 教育内容は、生命科学の基礎並びに微生物、植物に関するバイオテクノロジーの知識、さらには食品技術者として高い実践力が習得できるよう構成されています。①生命科学を基盤としたバイオテクノロジー及び食 品製造に関する専門知識の修得 生命科学を基盤として、微生物、植物バイオテクノロジーに加え、食品の製造・管理、醸造技術、機能性食品の開発、流通過程での衛生管理にも精通した幅広い知識を有する人材を養成します。②実践的な課題解決能力を有する人材養成 科学分野全般の基礎的知識を修得した後、バイオテクノロジー系、食品系の専門知識を修得することで、これらの知識を有機的に融合させ、直面した新たな課題に対して柔軟に対応できる実践的な課題解決能力を有する人材を養成します。③高等学校の理科教員養成 自然科学現象に関する洞察力、探求心を持ち、複雑な自然科学現象を説明することのできる能力と教育者としてより高い倫理観を備えた高等学校理科教員を養成します。

元のページ  ../index.html#137

このブックを見る