Campus Guide 2025
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窓口・HIT修学学生生活課外教育活動大学院各種手続□ACTION.E工学部情報学部環境学部前期後期幹技術と言われています。 我が国は、情報社会(Society4.0)のさらに先の未来社会を見据えて、人間中心の社会(Society5.0)を打ち出しています。ソサエティ5.0では、インターネットに流れ込む情報によりクラウドに創り出された仮想空間を使って、社会・経済的課題を解決する手段をシミュレートし、それを元に現実社会における課題がこれまで以上に適切にかつ迅速に解決されるようになります。さらにそこでは人工知能(AI:Artificial Intelligence)が人々それぞれに対する課題を解決し、一人一人が快適で健康に活躍できるような情報を提供します。 このような社会変革の大きなうねりの中、「社会全体が元気で、安心して生活でき、新たな感動を享受できる社会」の実現に向けて、その基盤技術を修得した「高度ICT人材」を育成する必要があり、大学はその大きな役割を担っています。 情報学部は、実社会で有用な「情報学」について研究・教育を行い、他者と協働しながらグローバル化した高度情報化社会の形成に貢献できる、学識及び人間力を備えた、情報関連技術の中核を担う人材の育成を行います。 情報学部には、コンピュータやネットワークのハードウェア及びそれらを用いたデータ収集・通信技術など主にモノづくりに関わる情報技術を学ぶ「情報工学科」、それらをソフトウェアの側面から捉えて人間中心のシステムとして実現していく「情報システム学科」、そして、このシステムを使い経営工学やデータサイエンスに基づいて社会の諸問題の解決に取り組む「情報マネジメント学科」があります。それぞれの学科には次のような特徴があります。①「情報工学科」は、情報通信の基本要素となるコンピュータ、インターフェース、ネットワークの各領域の専門知識・技術をハードウェア及びソフトウェア両面から順次かつ体系的に学びます。加えてIoTやセンシング技術、VR、人工知能(AI)など、常に革新を続ける情報通信技術についても理解を深めることで、これからの超スマート社会の根幹を支える技術者を育成します。②「情報システム学科」は、WebシステムやAIシステムなどのアプリケーション設計・開発を基盤に、情報システムを構築するための技術を修得します。そして、人間中心の設計思想やデザイン思考に基づき、情報システムの「使い勝手の良さ」を追究できる力を身につけることにより、目的に沿ったシステム開発を実現し、生活や企業活動の質を高めるエンジニアを育成します。③「情報マネジメント学科」は、IoTや情報社会の進化により増え続けるビッグデータを分析・活用するためにデータサイエンスや経営工学を学び、ビジネスや課題解決に生かす素養を身に付けます。さらに、プログラミングや情報システムの理解といった情報技術も身に付けることによって、企業を管理・運営するDX人材として活躍できるエンジニアを育成します。 情報学部では、専門領域の学力とともに人間力の養成にも力を入れています。この人間力とは、社会を構成し、運営するとともに、自立した一人の人間として力強く生きていくための総合的な力で、社会に出る前にある程度身に付けておかなければならない力です。 情報学部では、これからの社会を担う人材を育成するために、この人間力を育むプログラム「FBIT プログラム(Friendship Before IT)」を推進しています。このプログラムでは、自分、また、相手を知り、互いを認め合うこと、また、共同作業をとおして、仲間と力を合わせることの大切さを体験的に学びます。さらに、上級学年で実施するリーダーシップを養う内容に繋がっていきます。 このようなプログラムをとおして、情報学の専門的な知識及び技術とともに、豊かな人間力を身に付けることができる教育を提供しています。 学生の皆さんが、充実した学生生活を送られ、基礎知識と応用力を修得し、国際感覚と「社会・環境・倫理」の素養も備えた情報関連技術の中核を担う実践的な専門的職業人として活躍されることを期待しています。1061.情報関連技術の中核を担う人材の育成2.人間力の養成3.実践的な専門的職業人へ

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