61教育課程 現代社会が抱えている多くの課題を解決するにあたっては専門分野にとどまらず多分野にわたって知識が必要となります。このため、専門分野を学ぶ皆さんも異分野の教養と広い視野が必要不可欠です。実社会では、さまざまな場面で、問題点を発見して解決する能力と更なる創造を実現するための素養と感性が求められています。このため、本学のカリキュラムでは、4年間の一貫した大学教育の中で、リベラルアーツ教育科目と社会実践教育科目・専門教育科目との有機的連携を持たせるように学科科目を配分して編成しています。このリベラルアーツ教育科目は、本学の教育方針に基づいて、学部・学科を越えて本学学生の共通のリベラルアーツ教育として全学共通科目及び放送大学との単位互換科目で構成しています。全学共通科目は、総合、人文、社会、外国語の分野があり、特徴的な科目としては、同一コマで複数科目を開講するプール科目があります。 プール科目には、哲学、歴史学、言語・文学、芸術学、社会学、経済学、法学、心理学、アメリカ学、ヨーロッパ学、アジア学、広島学、スポーツ科学及び生涯スポーツについて学ぶ科目があり、それぞれ1・2年次生を対象とするプールAに属する科目、3・4年次生を対象とするプールBに属する科目の2種類があります。 これらプール科目の他、建学の精神と本学教育方針を伝える「自校教育論」、国際舞台で活躍できる能力の育成を図るための「ETC(English for Technical Communication)」「キャリア英語」「技術英語」「プレゼンテーション英語」「中国語」の授業科目があります。 特記すべき科目として、選択科目として開講される「地域課題解決実習」「海外語学研修」「野外活動実習」「ボランティア実習」「学外研修」、自由科目として開講される体験型科目「インターンシップ」等があります。自由科目は卒業に要する単位には関係ありませんが、グローバル化時代に活躍する技術者には必要不可欠な科目ですので多くの学生の履修が望まれます。 リベラルアーツ教育科目は1年次から4年次まで開講されています。カリキュラム・ツリーで示す学びの順次性に従って、社会実践教育科目及び専門教育科目とともに各自が有益となる履修計画を立てて修得してください。【地域課題解決実習】 少人数グループに分かれ地域社会が実際に直面している課題を発見し、解決策を探るために自ら調べ考え行動することで課題解決能力を高める科目【海外語学研修】 デラウェア大学(アメリカ)、トリニティ・ウエスタン大学(カナダ)、大連理工大学(中国)への短期語学研修を通して語学力を向上させるとともに異文化への理解を深める科目【野外活動実習】 専門性を活かしたフィールドワークを通じて自然に配慮して科学技術を発展させるための思考力と倫理観を身につける科目【学外研修】 最新の情報技術の基礎を理解しつつ、地元を中心に様々な企業で活躍されている方を講師に招き、実例を学ぶことによって、「ものづくり」が今後どのように変化するかを人と社会を中心に据えた観点で理解を深める科目 【ボランティア実習】 本学の教育方針に則り、思いやる利他の心をもって社会奉仕体験することで豊かな人間力や主体的に考え行動する生きる力を育む体験科目【AI・データサイエンス入門】 AI・データサイエンスの基本的な理論や実用例を、アクティブラーニングを通じて体験することで、最新技術の基礎を修得する科目【インターンシップ】 職業に対する意識高揚と職業観を明確に認識し、社会人として活躍するための基本的事項を体験する科目リベラルアーツ教育科目 全学共通大学院課外教育活動学生生活修学HIT.E▼2024窓口・各種手続後期生命学部環境学部情報学部工学部前期
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